BEER FLIGHT LOG -ビアフライトログ-

信州松本発、あらゆるクラフトビールの魅力に迫る魂の旅の記録。

ベアードブルーイング 馬車道タップルーム -ビールをめぐる冒険 横浜編①-

コンバンハ、Yo-Heyです。

横浜に行ったついでにクラフトビールを飲んできました。

大層なタイトルを付けてしまいましたが、ただの飲み歩きですね!

 

横浜、そこは住みたい街全国トップクラスというだけではなく、クラフトビール文化の盛んな地との評価も名高いシティー。たまたま訪れる機会が巡って来た時、僕の頭にあるのはどんなビールが飲めるのか、ということだけでした。所用を済ませると観光もショッピングもそこそこに、ビールの飲める店の探索を開始しました。

 

この日巡ったのは3店舗。

まず1店舗目は、みなとみらいから程近い馬車道にある、ベアードブルーイングの馬車道タップルームへ。

ベアードさんといえば日本のクラフトビールの重鎮、クラフトビール好きで知らない人はいないというくらい有名なブルワリーですが、僕もまた地元の店でライジング・サン・ペールエールを飲んで以来、その魔術的おいしさのビールの数々の虜になっています。

そんなベアードの直営第1号店がこの馬車道タップルーム。横浜に来たからには行くしかありません。

僕は勇み足で馬車道を突き進みました。

ちなみに馬車道というところに行くのも初めてだったのですが、重厚な石造りの銀行やビルヂングが建ち並ぶ大正ロマンを感じる大通りで、なかなか他の都市では見かけない厳かな雰囲気。歩いているだけでワクワクしました。馬車が走っていないのが残念でしたが...。

 

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ベアードビールのパッケージでおなじみのBBマークが描かれた目立つのぼりとともに、店が見えて来ました。

上にあるのは馬車の車輪でしょうか。建物自体にも趣があり、馬車道のストリートに溶け込んでいます。いい感じですね!

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入店すると、そこまで広くはないもののカウンター席中心の、一人でも入りやすい印象の店内。ホッとしつつカウンターに座り、メニューを閲覧。

季節限定のビールがいろいろ出ている!直営店ってこういうところがいいですよね。この店舗限定の馬車道エールは残念ながら欠品中とのことで、他の限定ビールを頼むことにしました。

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一杯目、フルーツフルライフシトラスIPA

名前からして美味しそうな予感しかしませんでしたが、飲んでみると予想以上の美味しさでした。

鮮やかなシトラスの香り、グレープフルーツ的風味がありとんでもなくフレッシュ。苦味はありますがそれは一瞬だけで後味が爽やか。IPAですがとてもライトでドライ、ゴクゴクいけそうな飲みやすさです。

またフルーツフルライフという語感から甘さを想像しましたが、意外にフルーツの甘みではなく、他のベアードビールにも共通する麦の自然な甘みがほのかに感じられました。

帝国IPAやスルガベイインペリアル等の重厚なIPAだけでなく、こんな爽やかなビールも造るんだなあ。感動しお代わりしたくなりましたが、飲みやすい割にABV(アルコール度)7%。続けて飲んだらまだ日も高いうちに酔っ払ってしまうので我慢しました。

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ベアードといえば独特の味のある絵画が描かれた、アーティスティックなパッケージも魅力のひとつ。

瓶のパッケージと同じデザインのタップハンドルが並ぶサーバーは圧巻です。

また店内の壁にも大きなイラストがたくさん掛かっており、まるでギャラリーのようになっていました。

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二杯目に頼んだのは、同じく季節限定のセゾンさゆり。

こちらもまた非常にさっぱりした飲み口。セゾンというスタイルの中でもかなりスッキリ系の味わいではないでしょうか。ジューシーな酸味と喉越しを味わいつつ、これもまたすぐに飲み干してしまいました。

それにしても、驚くのがラインナップの豊富さ。 限定ビールだけでも5種類ほどあり迷うのに加え、定番ビールもほぼ揃っているためトータルで20種類くらいあるのではないか?と思えるくらいです。数えるの忘れたけど。

嬉しいことでもありますが同時に深刻な悩みも生まれてしまい、限定を飲むのかお気に入りの定番を飲むのか、少しずつ飲み比べるのかパイントでがっつり飲むのか。特に普段気軽に行けないとなればその悩みはほぼ解決不能になると言えます。

この日の僕は他にも行きたいお店があり、しかも食事も別所で済ませてしまっていたため、カレーのセットとかものすごく惹かれたのですが断念。またスタッフの外国人の方が会計時にボトルビールが割引になるよ、と教えてくれたのですが、今買ってもこのやや暑い気候では品質が悪くなってしまう。泣く泣く諦めることにしました。

他の限定も飲みたかった...また、ネット通販で買おう。そう誓って席を立った私でした。

関係ないけど、カウンターにいた若い女性スタッフの方の笑顔と気配りが素晴らしく、そこでも若干ファンになりそうでした。

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(続く)