BEER FLIGHT LOG -ビアフライトログ-

信州松本発、あらゆるクラフトビールの魅力に迫る魂の旅の記録。

OH!LA!HO!BEER in ブルワリーレストランオラホ

コンバンハ、Yo-Heyです。

ご無沙汰しております。

5月が過ぎ6月も半ばとなり、ビールがますますおいしい季節になってきましたね。

そんなわけで僕も日々ビール・ドリンキングに余念がないわけですが、どういうわけかこのサイトの更新が進んでおりませんでした。愛を語るより盃を交わそう、というわけですね。どういうわけだ?!

 

久しぶりに暇で何もすることがないレイジー・サンデー・アフタヌーン(The Small Faces)が訪れたため、何事もなかったかのように記事を投稿したいと思う所存です。書き終わった後のビールを想いながら。

 

黄金に輝く新緑の一週間、Golden Week。それってつまりビールの色でもありますよね?

長野県には新緑も涼しい高原の風も新鮮なビールも同時に味わえる場所がある。そこで今回は、東御市にあるOH!LA!HO!BEERの飲める店、ブルワリーレストランOH!LA!HO!に行って参りました。

OH!LA!HO!BEERとは何でしょうか?

 

1996年に誕生したOH!LA!HO BEER(オラホビール)。
“おらほ”(OH!LA!HO)とは、この土地の方言で“わたし達”“私たちの地域”といった意味です。
国際ビール大賞、ジャパンビアカップなど数々の賞を受賞し、国内外から高い評価を得ています。
製造されるビールは、ゴールデンエール、アンバーエール、ケルシュ、ペールエール、キャプテン・クロウの定番5種類に加え、季節限定の「ビエール・ド・雷電」を醸造しています。

(公式HPより引用 http://www.tomi-kosya.com/ohlaho-beer/ohlaho-beer.html

 

もはや信州のビールファンの間では説明不要の、東信を代表するブルワリーの造るビールです。

例によってなかなか手に入りにくいクラフトビールですが、このブルワリーには一種類だけ全国に流通しているビールがあります。それがこのキャプテン・クロウ・エクストラ・ペールエール。

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これが最高のペールエールなんですよ。クラフトビールにしてはかなりお手頃な価格で販売しているのも魅力。味については後述します。よなよなエールと並び、僕がヘビーローテーションしていることでも有名です(どこに?)。

ちなみに松本市では、イオン南松本とDELICIA桐店のそれぞれお酒コーナーで取り扱っています。一部ローソン等でも取り扱いがあるようです。見かけたら迷わず即買いしてください!

 

もちろん他のラインナップもそれぞれに個性的かつ魅力的。これらのビールを樽生で、しかもおいしい地元食材を使った料理と一緒に楽しめる場所があるとすれば、そこに行くしかありません。

 

とあるよく晴れた春の休日の正午、件のレストランに到着しました。

高速からだと東御インターから約15分、最寄駅だと私鉄しなの鉄道線大屋駅からバスまたはタクシーでやはり15分といったところでしょうか。

公共交通機関で行くのはやや難易度が高い場所ですが、湯楽里館という温泉施設や農産物の直売所が併設されており、レストラン以外にも楽しみどころの多いスポットになっています。

 

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レストラン入口。

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本日のメニュー。極太アスパラ...?気になる。

 

 

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構図が今ひとつですが、店内は一面ガラス張りとなっており、東御市をパノラマ台のように一望できるようになっています。

屋内なのに開放感半端ない!

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レストラン内に醸造設備も。まさに醸造されたその場所で飲めるという特別感がありますね。

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一杯目として注文したのは、季節限定ビール「雷電」シリーズの春版、ホワイトエール。

華やかな香りと、ソフトでスムーズな泡の口当たり。苦味はほとんどなく、小麦の甘さが前面に出た飲みやすさ全開の白ビールです。酸味を感じさせる炭酸が爽やかに喉を潤してくれます。

5月の新緑が彩る景色を眺めながら飲む爽快さときたら!

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 やはり頼んでしまいました。極太アスパラ!とんでもない存在感を放っています。

朝採れの採れたてほやほやということで、齧ると瑞々しい果汁、ではなく野菜汁?が溢れ出し至福の甘みと食感。自然とうまーーーーーーい!!という言葉が口から発せられていました。この時、声にはエコーがかかっていたと思います。満天青空レストランじゃないっての。

 

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2杯目は本命のキャプテン・クロウ。まず、泡がきめ細かくスムーズ。これはできたての樽生かつ丁寧にサービングされているからこそでしょう。

さらに、飲む前から眼前に広がるスパイシーかつグラッシーなホップアロマ。口に含むと、やはりホップのビターネスが全開に広がり、もはやIPAと呼んで差し支えないほどホップの個性が前面に出た味わいです。

しかし同時にモルトのどっしりとした存在感とカラメル的な甘み、そして粘るようなグルーヴ感があり、単純に苦い!だけでは終わらないのがこのビールのすごいところ。ホップの苦味も麦のコクも両方ガツンと味わいたいという方には直球ど真ん中ストレートなビールだと思います。最高!

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合間にジビエカレーを味わいつつ(これも大変に美味しかったです)、ラストに定番のペールエールを。

キャプテン・クロウよりホップの香りと苦味は穏やかですが、かえって麦の甘みと苦味が引き立ち素晴らしいバランスのペールエール。

他のビールも買ったり他の場所で飲んだりしたことがありますが、オラホビールに共通しているのが、とにかくモルトの豊かなコクと自然な甘みがどのビールにも滲み出ていること。ビールって麦という農産物からできているんだなあ、としみじみと実感できる、そういう意味でとても正統的なビール造りをされているブルワリーなんだと思います。

自然と農作物の実り豊かな土地のビール、そして同じく地元の食材と食文化に対するリスペクトに満ちた料理のペアリング。是非一度、体験しに山の上まで足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

 

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番外編。湯上りのビール編。

お隣の湯楽里館にて心ゆくまで温泉に浸かった後、著しく失われた水分を補給するために食堂的カウンターへ。オラホビールがジョッキで頼めます(種類は入れ替わりのようです)。しかも安い!

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冷えまくっています...若干冷え過ぎなくらいに。でも風呂上がりには強烈に効く旨さ!

なんか泡もダイナミックだしちょっと溢れてるし、いろいろとクラフトビールらしからぬ体裁ですが、カラカラの喉を癒すためにはこれくらいラフな感じの方がいいかもしれませんね。

それにしてもこっちの方がレストランより安く飲めるってどういうこと?とちょっと思いましたが、品質や製造時期の関係でリーズナブルに提供しているのかもしれません。たぶんアサヒスーパードライと同じサーバーで一緒に冷やされてるし。オラホビール本来の味を最適な温度で味わうためには、やはりレストランで飲んだ方が間違いないという気はします。

でもとにかく湯上りのビールはやっぱ最高でした。

 

今日の結論。温泉とビールを楽しみたければレストランオラホに行こう!

 

ではでは、また逢う日まで、逢える時まで!